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導入事例

ICT Mateの導入により、院内運用が劇的に変化。
操作性や見易さから、一般のスタッフが活用でき、
院内全体で情報共有できるようになった。

社名
独立行政法人 国立病院機構 東京医療センター様
所在地
東京都目黒区東が丘2-5-1
病床数
740床
設立
1947年9月
URL
https://tokyo-mc.hosp.go.jp/

独立行政法人国立病院機構 東京医療センターは地域の高度急性期病院として、救命救急センター、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、東京都災害医療拠点病院などの指定を受け、地域医療に貢献しています。
今回は、感染制御支援システムICT Mateを2012年に導入され、2017年のバージョンアップを経て導入後7年が経過する中、現在のシステムの活用状況ならびに今後のシステムへの期待について、医療安全管理部 感染管理認定看護師の福元 大介様と古舘 加奈子様にお伺いしています。

ICT Mateを選定した理由
概念を根底から変えた感染制御のためのシステム

福元様:

まず、感染管理の基本は現場が主体的に行うことが大事であると考えます。医療安全管理部の指示だから…ではなく、患者の状況からどのような対策を行うべきかを各部署で考えることが重要であり、それが病院全体に感染対策が根付く事にも繋がります。システムについても同様で、せっかく導入するのですから一部のスタッフだけではなく、院内全体での活用が必要です。しかしながらICT Mate導入前は一部の主要スタッフしかシステムを使用しておらず、一般のスタッフが活用する意識を持つことのできる状態ではありませんでした。その点は更新検討の際の最重要コンセプトでもありました。選定の際、いくつかのメーカーの製品を見ましたが、その中でもICT Mateは操作性や見易さなども含めまさにその意識を持たせることのできるシステムであると感じました。

福元氏と古舘氏

電子カルテから直接参照できるので、情報を見る際の余計な手間が掛からないという点も非常に重要でした。
また、感染の原因から都度の対応記録、そして最終的な結果までのプロセスが診療録とは別に記録することができる。今までの概念を大きく変えてくれましたね。

情報共有ツールとしての活用

古舘様:
使ってみて感じたのは、まず操作がしやすく、全病棟の状況を一覧で見ることができるということでした。病棟毎の耐性菌検出状況をすぐに確認することができ、どういった対策をすべきなのかも一目で見られるし、ICTからのコメント入力もできる。手洗い指導などについてもシステムに入力することで、病棟での申し送りにも活用できており、ICTと病棟とのコミュニケーションツールとしても活用しています。
福元様:

サーベイランスや手指消毒の集計、また針刺しの状況報告の集計なども容易に出力できます。それぞれがレポート形式で出力できるので委員会への報告資料の作成も柔軟に対応でき劇的に変わりましたね。

院内全体での活用に至るまでの取り組み

古舘様:

院内でのルールとしては朝夕の2回、最低でも1日1回ICT Mateの病棟マップ情報を印刷し、新たな菌検出患者を確認、アセスメントし、ICTラウンド時に報告してもらうようにしています。ICTはその内容を確認し、印刷日付が古ければ毎日実施するようにリンクスタッフに呼びかけることで徐々に定着するようになりました。つまり具体的な行動と必要性を都度ICTからフォローすることが重要であると思います。このような取り組みが出来たのも、ICT Mateから容易に情報が参照できる点は大きかったと思います。

福元様:

やはりいくらICTから呼びかけをしても多忙な職種には定着が難しいです。この点についてはかなり難しい問題ですが、リンクスタッフはじめ要となる職種の業務に落とし込んでいくことが重要でした。例えば、多忙な先生に対しても、画面は見られなくても病棟へ入る際に、『周囲の看護師が把握していますので確認してください』とお願いすることで少しずつですがICTから発信している情報を共有することができました。そう言った経緯もあり現在はICTと病棟に出入りするスタッフが円滑に情報連携できています。

更なる活用事例 ナースコールシステムとの連動

福元様:

当院では、ICT Mate導入後、更なる活用のために、感染対策情報を病棟のナースコールシステムへ連動するシステムを発案しました。これは現場からの強い要望で実現したシステム形態で、各病室の液晶表示板にICT Mateから発信している患者の感染対策情報を表示することができます。

病室の液晶表示板(サンプル)

システム導入当初から、職種により感染対策情報の参照頻度の違いが大きく、懸念となっていましたが、このシステムを構築したことで感染対策情報を見る意識の低かったスタッフも容易に確認することができるようになり、院内全員での情報共有を更に推し進めることができました。この辺りも電子カルテと一体となってデータ連携できている成果といえると思います。

今後への期待 モバイル連動やAI活用の可能性

福元様:

職種や多忙な状況ではいくらICTから情報発信しても連携するのは難しいケースが出てきます。今後はICT Mateから画面上に情報発信するだけでなく、画像処理や、モバイルとの連携により、手指消毒状況や感染対策への行動をチェックし、スタッフのタブレットやスマートフォンへお知らせしたり、状況によってはアラート発信したりするようなシステムを望みますね。そうした内容をシステムが学習し、感染対策の教育へ活用できるようなAI機能なども活用した製品を期待します。そうすることで私たちもより本来の感染管理活動に注力できるのではないでしょうか。画像処理やAIといった技術は今後感染管理に限らず、転倒・転落などの事故防止や防犯など様々な分野にも活用されると思いますし、そういったユーザの意見を聞いて製品に反映していくような対応を望みたいですね。

貴重なお話を頂きましてありがとうございました

取材日:2019年12月6日

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